D’グラフォート熊本タワー
DETAIL
- エリア
- 熊本県熊本市
- 階数
- 25階
- 戸数
- 127戸
VOICE
お客様の声
2006年竣工の熊本市内に位置する25階建ての超高層マンション。広い公開空地には熊本藩主の加藤家と細川家に深く関りのある名庭園がある管理組合様をご紹介します。
大規模修繕工事の計画はいつごろから検討しましたか?
管理会社からの建物調査診断報告書が出発点です。修繕委員会は、私は自ら手を挙げましたが、その他の委員は管理会社と一緒に声かけをし、9名で2018年3月に発足しました。そのなかに子育て世代主婦のお二人がいらっしゃいますが、しっかりと内容を把握され、ご自分の意見をいわれるのでありがたいなと思っています。
修繕委員会の活動内容は?
まず、図書館でみつけた出版社発行の専門書がよかったので、修繕委員全員に配布し、大規模修繕工事の流れをつかみました。
私たちのマンションの特徴である、
- 25階建てのタワーマンションである
- 屋上変電設備がある
- 広い公開空地がある
- 共用廊下や避難階段は屋内にある
を念頭におき、工事範囲・仕様、資金計画、見積会社選定方法等を検討しました。
熊本地震による屋内の共用廊下の壁紙の劣化箇所は203箇所ありましたが、劣化状況を全てみてまわり、漏水の心配がないため、緊急ではないと判断し工事範囲からはずしたりしました。検討にあたり、施工会社選定補助業務を管理会社である大和ライフネクストさんに依頼しました。
検討・決定事項は、委員会発足時からエレベータ前に専用の掲示板を設け、わかりやすい丁寧な広報を心がけましたね。
工事中は、修繕委員の腕章をつけ工事が休みの時に工事状況確認や労働災害等の発生がないか巡回しています。
施工会社をカシワバラに決めた理由は?
最終的に3社で比較しましたが、決めた理由は3つあります。
まず一つ目は、足場計画の見直しにより工期短縮等で大幅な減額提案があり最終的に見積金額が最も低かったことです。 二つ目は提案力です。屋上の変電設備の防水施工に対し他社にない10年保証を前提にした施工方法の提案と外壁塗装やバルコニー床シート等の材料のグレードアップ提案があったことです。 三つ目は、現場代理人の実績と人柄はもちろんですが、会社の取り組み姿勢です。居住者とのコミュニケーションや安全・防犯対策をよく検討しており、超高層マンションプロジェクトチームを全社で取り組んでいました。
施工会社のヒアリング選考会が終わった後、修繕委員の意見は、笑顔で全員一致でした。
これから超高層マンションの大規模修繕工事を迎える管理組合の方へ、なにかアドバイスは?
- 自分の住んでいるマンションの特徴を把握すること。
- 工事監理会社をいれること。
施工会社だけでなく、第三者目線でチェックができ、トラブルが防げます。
いわば工事監理会社が監査法人で、修繕委員が監査役です。 - 修繕委員長は現場定例会議は毎回出席すること。
工事のプロセスもわかるし、違った目線で意見がだせます。 - 管理会社と工事監理会社と施工会社とよく話しあうこと。
ですね。
「管理会社だけにまかせず、住んでいないとわからない不具合を見つける自主点検の仕組みをつくり、長期修繕計画に反映させる。大規模修繕工事の1回目が終われば2回目が始まり、その間に設備工事があるため、積立金額の見直しもする必要があります。築100年超えがあたりまえのパリのアパルトマンのように世代交代できるマンションを目指していきたい」と意欲的な渕田修繕委員長、丁寧なご意見をありがとうございました。
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