HAT神戸・灘の浜

兵庫県神戸市

DETAIL

エリア
兵庫県神戸市
階数
33階
戸数
573戸(2棟)

神戸市東沿岸部に阪神・淡路大震災後開発されたエリア”Happy Active Town “通称HAT神戸。そのエリア内に一際目をひく2棟の超高層マンション。UR都市機溝の管理マンション、その大規模修繕工事に携わった大規模修繕工事監理のプロフェショナルの声をご紹介します。

VOICE

お客様の声

澁谷建築コンサルタント事務所の中井さん(右)と平川さん

超高層マンションの大規模修繕計画を立てる際の留意点は?

超高層マンションの大規模修繕は、中高層マンションに比べ、耐久性がより求められます。さらにゴンドラや移動式昇降足場の使用も含めた仮設足場の費用が工事費の50%をも占め、1住戸当たりの工事費が割高になってしまうというのも中高層マンションの大規模修繕との違いですね。だから適正な修繕タイミングを見極めることが最も重要になってきます。

それらの特性に対応するためには、どういった点が求められますか?

まずは新築時の施工品質の高さに安心しないで、100年間建て替えせずとも済むように大切に維持管理を続けていくという心構え。 さらに定期的に劣化部分を点検し、クリティカルパスになる劣化を経常的修繕をすることで、大規模修繕の周期を伸ばしていくこと。 また、ゴンドラなどの仮設足場を使わないと修繕工事ができない全ての部位を、次回の大規模修繕工事が20年先だという前提で、修繕しておくということも必要でしょうね。

では、工事監理という点で特に注意されていることはありますか?

大原則は、修繕工事の内容と仕様が全て網羅されている設計書通りに施工していただけるよう、工事監理をするというのが全てなのですが、重要な点をいくつか挙げるとしますと、ポイントは5つ。

それぞれ、どんなポイントでしょうか?

1つ目は、正確で厳密な調査を行い、小さなサインも見逃さずに修正部位を特定し、適正な修繕方法を決定すること。
2つ目が外壁等の塗装について。
設計仕様通りの工程を遵守し、工程ごとに所定の塗布量を確保すること。 特に上塗りが2工程ある場合は、1回目と2回目の仕上げ色を変えて施工して頂き、それを記録に残すことも重要です。 そうしないと1回目か2回目かの確認が出来ず、結果1回塗りになってしまうなどのリスクが生じてしまいますので。
3つ目はバルコニーや屋上、目地の防水について。
雨漏れを防ぐことはもちろん、雨水の侵入による鉄筋の錆や建物の劣化を防ぐためにも、設計図書通りの仕様で施工すること。
4つ目は、次回の大規模修繕工事が20年先という前提で、仮設足場を必要とする部位を20年間、安全な状態で維持できるよう修繕しておくということ。
5つ目の最後がある意味1番大事なんですが、住まいながらの工事という点と超高層という点を鑑みつつ、最優先で居住者と作業員の安全性の徹底に努めることです。

中井さんからも「素晴らしい!」とお褒めいただいたのがこの誘導員の対応。適正な動線確保によって居住者も安心して生活できるものだったとのこと。

その工事中の安全性に関してはいかがでしたか?

仮設足場はUR都市機構の安全基準をクリアした墜落・落下防止対策が講じられていたし、歩行者の安全通路を適正に確保した上で、必要に応じて誘導員による誘導もされていましたね。
特に誘導員さんが本当に見事で、居住者も安心して生活出来るものだったと思います。

弊社に発注して良かった点は?

まず何より超高層マンションの大規模修繕工事に対するノウハウを持っている点が良かったですね。
そして工事の品質確保についてポテンシャルもパフォーマンスも高く、設計にない追加工事もたくさん後から出てくるのですが、調査段階からそこに対しても大変協力的でした。
また居住者配慮も含め、安全管理の意識や実行力、さらに工程管理能力も高く、不測の事態への対応も安心してお任せできました。

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